九六式陸上攻撃機 竣工 [模型]
日本海軍の九六式陸攻23型を作成しました。新機種「中攻」の先駆けとなる機体です。
キットは1/72エルエス(LS)往年のベテランキットです。懐かしいキットなのです。
「魚雷型」とも言われるスマートな機体です。懸吊された魚雷と比較するとそっくりです。
後上方銃座の風防はかなりの大型です。20粍機銃を1丁装備し、防御の要となります。
双翼式の垂直尾翼は大型機に適しています。安定性に優れ、後方射界も確保できます。
直線的で大きなテーパー比の主翼と二重翼式の補助翼が本機の萌えポイントです。
機体と発動機はともに三菱製です。金星発動機は信頼性の高い傑作発動機です。
前に試作された同じ本庄氏設計の「八試特殊偵察機」の成功が本機に引き継がれています。
※写真は大戦末期に沖縄へ薄暮攻撃に出撃する九六陸攻23型と一式陸攻34型
九六式陸攻は日中戦争から太平洋戦争の全期間を通して使用された稀有の機体といえます。
三式戦闘機二型改 竣工 [模型]
アオシマ1/72スケールの三式戦飛燕(涙滴風防)を作成しました。
三式戦はこれで4機目の作成になります。とくに好きな機体なのです。
二型改は一型の性能向上型です。発動機を1500馬力のハ140に換装しています。
延長された機首がスマートです。プロペラスピナーも大型になっています。
二型の目立つ識別点は機首にある過給機用の空気取入口が大型になっているところです。
後方視界向上のため後部胴体を絞り、涙滴型風防に改修したのが二型の後期生産型です。
発動機の不調で後期型の生産数は99機のみでした。後期型は三式戦の完成形と言えます。
三式戦の特徴である細く長い主翼は涙滴風防に良くマッチしていると思います。
※写真は飛行第56戦隊の二型改
運用実績について調べると多くの教訓が残されていました。
戦闘機生産は冶金・工作精度・量産技術などの高い技術が必要なことを教えてくれます。
伊号潜水艦「乙型・丙型」竣工 [模型]
1/700スケールの日本潜水艦2隻を作製しました。今年初の模型撮影です。
今年はモケイ部屋で発掘した往年のキットを完成させることを目標にしています。
キットはフジミのシーウェイモデルシリーズの伊号潜水艦「乙型と丙型」2隻セットです。
もとはウォーターラインシリーズとして販売されていた息の長いベテランキットです。
乙型は巡潜型3種の1つで、基本の甲型から旗艦施設を除いた設計の艦となります。
丙型は乙型の船型を採用し、偵察機は搭載せず、魚雷発射管を8門に増やしています。
巡潜・甲乙丙型は大航続距離と高い水上速力を持ち、日本海軍の主力潜水艦となります。
とくに多数の29隻が建造された乙型は空母ワスプなどの戦闘艦艇を多く撃沈しています。
2021年大晦日 [模型]
今年もあと僅かです。2021年に作製した模型たちを撮影しました。
今年は空母の建造に力を入れました。完成に至らない艦もあります。
1/72スケールの航空機模型も地道に進めています。
1/48スケールの双発機を初めて作製しました。迫力あるキットでお気に入りです。
趣きのある帆船のバラクーダ号は作製に時間が掛かってます。
来年もウイルスに負けないように、感染対策をしっかりとって模型作製に励みます。
良いお年を。
開戦の日 [模型]
12月8日は開戦の日です。80年前に行われたハワイ作戦に因んだ模型を撮影しました。
大型の正規空母「赤城」です。キットはハセガワ1/700のベテラン好キットです。
広い飛行甲板の堂々たる空母です。マントレットに覆われた艦橋が萌えポイントです。
ハワイ作戦時の攻撃隊発艦の写真は迫力あります。上空から見た情景を想像して撮影です。
高い舷側と長い船体が90機以上の艦載機を搭載する赤城の威容を放っています。
小型の甲標的(特殊潜航艇)です。キットはファインモールド1/72の傑作キットです。
黒い船体とシンプルな艦橋構造が逆に凄みを感じます。乗員は2名で5隻が発進しました。
甲標的の艦首は独特の迫力があります。魚雷を2本を艦首に装備しています。
一軸推進2重反転のスクリューは魚雷と同じ方式です。2次電池と電動機が動力源です。
甲標的は5隻すべて失われましたが、その後の潜水艦戦術の可能性を示しました。
空母機動部隊の威力と共に潜水艦戦術が海戦の様相を変えることになります。
「メーヴェとナウシカ」竣工 [模型]
風の谷のナウシカの「メーヴェとナウシカ」を作成しました。
メーヴェは風使いの乗る一人乗りの小型グライダーです。
バンダイ1/20スケールのSTUDIO・GHIBLIコレクションNo2の傑作キットです。
屋外で撮影するとメーヴェの白い機体とナウシカのスカイブルーの飛行服が映えます。
メーヴェの重量は12㎏と軽量ですが強力な小型ジェットエンジンを搭載しています。
肩にテトが乗っています。映画でのメーヴェの飛行シーンには今でも刮目してしまいます。
祝WL50周年 [模型]
ウォーターライン・シリーズが50周年を迎えました。月日が経つのは早いものです。
Twitterで「#祝WL50周年」というタグを見つけました。
懐かしいキットや作品がツイートされていて、見ていて楽しくなります。
昔の写真を発掘しています。WLシリーズは種類が豊富で幅広い艦種が揃っています。
ツイートに参加すると作成モチベーションがアップします。
WLシリーズ開始当時、模型メーカー4社が合同でキットを開発していきました。
お陰で同一スケールの艦船モデルが充実し、マイナーな艦船も集めることが出来ました。
空母と潜水艦の戦い [模型]
趣味の戦史研究の一環で、艦艇模型の撮影をしました。
今日6月15日は、日本海軍が最後の空母決戦を下令した日なのです。
連合艦隊の死命を制する空母決戦はマリアナ諸島沖で行われます。(マリアナ沖海戦)
空母「大鳳」は飛行甲板を装甲化した日本初の装甲空母です。機動部隊の旗艦となります。
有名な伊号潜水艦より小型の呂号潜水艦です。主に哨戒や沿岸防衛に使用されました。
マリアナ沖海戦は、空母と潜水艦の戦いといえるほど決定的な役割を果たしています。
先鋒部隊として哨戒任務に就いた呂号潜水艦は多数の未帰還を出す悲劇に見舞われます。
メンテナンス「伊号潜水艦」 [模型]
WLシリーズ・1/700スケールの潜水艦模型を少しメンテナンスしました。
日本海軍の伊号潜水艦です。「海大」型と呼ばれる艦隊型潜水艦です。
「海大」とは”海軍式大型潜水艦”の意味です。海大型はI型からⅦ型まであります。
海大型を4隻並べて撮影しました。日本潜水艦と言えば海大型の姿を思い浮かべます。
艦隊決戦用の潜水艦なので水上速力と航続力に秀でた艦でした。艦隊に随伴可能なのです。
潜水艦キットは武装パーツを変更するだけでも見栄えが変わります。