戦史と日付け「6月19日」 [書籍]
戦史を研究していると日付けに敏感になります。過去に何が起こったか気になるのです。
6月19日はマリアナ沖海戦が行われた日です。日本海軍最後の空母決戦となります。
戦史叢書を読むと挿図が載っていて、海戦の全体像が明確になります。
マリアナ沖海戦は主力空母の大鳳と翔鶴を失い、日本側の敗北となりました。
1/700スケールの大鳳と翔鶴を比べるため並べて撮影します。
新鋭空母の大鳳は大きなアイランド型の艦橋と傾斜煙突が目を引きます。
空母は攻撃力が高い代りに防御が脆弱ですが、大鳳は甲板を装甲化し防御を高めています。
※写真はハワイ作戦に備えて訓練をおこなう空母「翔鶴」
マリアナ沖海戦では主力空母2隻が、共に敵潜水艦の攻撃で撃沈されています。
潜水艦への有効な対抗策を欠いた状況を放置したことから発生しています。
マリアナ沖の敗戦は現在にも通じる多くの教訓を含んでいます。
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